医薬ビジランスセンター(NPOJIP)へようこそ

書評コーナー

薬のチェックは命のチェックで取り上げた書籍を紹介しています。

季刊誌9号より

図説 国民衛生の動向2002

(財)厚生統計協会 編集・発行

図説 国民衛生の動向2002

少子高齢化と言われているが、具体的にどのぐらい子どもが減り、高齢者が増えている のか。医療事故を防ぐために、国はどんな対策を取っているのか・・。

本書は、保健医療分野の基本書である「国民衛生の動向」のダイジェスト版。図表が豊 富に使われているのが特徴だ。1項目が1ページにまとまっており、解説も簡潔。

ここに示されたデータをながめていると、意外な事実が分かって面白い。例えば、日本 の人口は、2006年(わずか3年後だ)をピークに減りはじめ、2050年には1億人 になるのだという。別のページを見れば、2050年の高齢化(65歳以上)率は40% 近くに達すると書いてある。もしまだ生きていたら、私もその4000万人の一人。どん な社会になっているのか、想像するだけで楽しい(こわい?)。(き)


■単行本: 127ページ/¥1,400 (税別)

ご購入はこちらからできます