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書評コーナー

薬のチェックは命のチェックで取り上げた書籍を紹介しています。

季刊誌21号より

誰も書かなかった厚生省

水野肇著/草思社

誰も書かなかった厚生省

現在は「厚生労働省」であるが、あえて「厚生省」として出版している。医療ジャーナリストの草分け的人物であり、医療保険審議会や老人保健福祉審議会、医道審議会の委員を歴任してきた著者が、日本の医療行政の半世紀を綴ったもの。医療費問題や医療事故、薬害問題、高齢化社会など、大きな問題を抱えている日本だが、その背景には、厚生省が戦後作り上げてきた歴史があることがよくわかる。薬害の問題にも触れているが、参考文献を見ると浜六郎著「薬害はなぜなくならないか」も紹介されていた。読み終えて、行政への憤りと、今後の日本の医療への不安と焦りを強く感じた。(と)


■19×13㎝:246ページ/¥1,600 (税別)

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